先日、あるシステム会社の人事の方とお話をする機会がありました。その会社は以前リストラをしたそうで、その時のお話をお聞きしました。その会社でリストラをするから各部門で対象者をピックアップしてほしいと依頼をしたところ、過去の評価がとてもよい方がリストアップされたそうです。 その方が理由を尋ねるとこうでした。この人(Aさん)はある企業のシステム担当者として入社当初から入っていて、その企業にかなり気に入ってもらいました。その企業の担当者からは「Aさんが当社の担当にいてくれる間はずっと仕事を出すから絶対変えないでくれよ」と言われていたようです。しかし、景気が悪くなるにつれて、その企業からの売り上げも減っていったようです。従って、Aさんにも他の企業の仕事をしてもらおうと思ったら、入社当初から担当している企業のシステムのことしかわからず、他の企業での仕事ができなかったようです。その企業のシステムは独特で他に展開できない為、その企業の担当から外れた瞬間に仕事ができなくなってしまったとのことです。 さて、ここまでのお話でお読みになった方はどうしたらよかったと思いますか? お話を頂いた方は企業(雇用側)・Aさん共に悪いという結論でした。企業側も教育の為、仕事が無くなるかもしれないが、無理やりにでも担当を外すべきだったし、Aさん自身も他の勉強もしたいと手を挙げるべきだったということです。 しかし、企業側は仕事が順調ならあえてリスクを冒さずに昨年並みに売り上げをあげてほしいから保留という選択をするのはわかる気がしますが…とのことでした。 この話を受けて、一人のビジネスマンを育てることは上司の個人を育てたいという感が方が大切だと思いましたし、本人の成長意欲が重要だとも思いました。

結婚式のイベント演出には【響芸】