会社の創業期と比べて、事業や会社そのものの規模が大きくなるにつれて様々な業務が質的にも量的にも拡大してきます。様々な業務に対応するためには、その分野に精通した人を雇用するということが考えられますが、創業期の中小・ベンチャー企業にとって、人員・人件費が大きくなるのはできるだけ避けたいところです。
そこで、外部機関をうまく利用するアウトソーシングによって社内の人員増加を最小限にするとともに、外部の専門知識をフルに活用することは有効です。
比較的ポピュラーなアウトソーシング分野で創業当初から必要となるのが、経理業務です。
これは主として会計事務所などが記帳と各種税務申告の部分までを行っているケースがほとんどです。ただし、会計事務所に全てを丸投げする、などということはやめましょう。
ありがちになるのが、経営者も含めて会社内に会計・経理がわかる人間が一人もおらず、誰も会社の状況を理解できなくなっているケースです。経営者は少なくとも最低限の会計知識を持っている必要があります。